マーキュロップの工場見学に行ってきました

体験レポート:柊クイチ

ウォーターサーバー マーキュロップ「富士山の天然水」の工場見学取材

ウォーターサーバーマーキュロップ「富士山の天然水」の工場見学取材に行ってきました。

東京から車で約2時間。左右に木々の迫る船津登山道を車で進むと、ひっそりとマーキュロップ『富士山の天然水』の工場が建っていました。

富士箱根伊豆国立公園の中ということは事前に伺っていたのですが、予想以上に自然豊かな落ち着いた場所で驚きました(採水工場でもあるため、多少周辺も開発されているのかと思っていたのです)。

今回見学させていただいた富士河口湖工場は、2012年にオープンしたばかりという新しい建物。

工場のある場所が富士山の採水工場の中でも日本一の高さとなる標高1,030メートルという環境も驚きですが、それも富士山景観形成地域という規制がある場所ということでした。
建物の建ぺい率、容積率、高さ、材料、色その他が定めらている場所だそうで、かなりの苦労があったそう。

例えば柵の色や、森と工場の間にあるコンクリート塀の色も「もしかすると茶色に塗らなくてはいけないかと……」と案内をしてくださった方がおっしゃっていました。

そういった場所というだけあり、空気の清々しさや自然の豊かさには目をみはるものがありました。普段東京にいて感じるものと異なり、澄んでいて気持ちの良い空気です。
また、周辺がとても静かで、ここが最寄の駅から富士山に向かって車で15分程度ということを忘れてしまいそうになります。

という訳で、環境の良さは折り紙つきの場所。まずは工場の外を案内していただくことになりました。

35年前の井戸。生活用水として、まだまだ現役!

まず案内していただいたのは、35年前に掘られたという井戸でした(実は井戸の現物を見るのは初めてです)。深さは160メートルで、手前の銀色の四角い箱は受水槽です。
こちらの井戸の水は製品用ではなく、工場の生活用水に使用しているそう。

こちらは元々、この近くに別荘地を作る計画が持ち上がった際に掘られた井戸だったのだそうです。ところがその計画が無くなり、35年の時を経て縁あってこの土地をマーキュロップが紹介いただいた、という顛末(てんまつ)とのことでした。

35年も前の井戸が現役で使われているということにも驚きましたが、更に特筆すべきは地域との連携です。

実は、これまでは工場のある富士河口湖町には採水工場が無かったのだそうです。とはいえ、水質は大変良いとの評判で(昔はこの辺りまで水を汲みに来ていたそう)、是非その水を製品化したいということで富士河口湖町で初めてその許可をいただけることになったとか。

そのため、色々な部分で地域との連携を取っているそうです。

そのひとつが災害時協定で、工場敷地内に町の給水車の受け入れを行う設備が整えてあります。停電時にも問題なく受け入れができるように自家発電機の設置がされていました。

それから、観光などの推進。これについては後で少し触れますが、工場の会議室に観光パンフレットが置いてあったり、マーキュロップが開催している工場見学ツアーに周辺観光が含まれているのもその一環だとか。

そして、その近く――工場の裏手にある新しい井戸が、『富士山の天然水』の素となる地下水を汲み上げるところ。

深さは223メートル!
硬い岩盤層の更にその下から汲んでいるのですが、その数字でピンと来た方がいるかも知れません。

そう、『223(フジサン)』にちなんでいるのです。
富士山の223(フジサン)メートルから汲み上げた天然水というのは、とても覚えやすいですよね。記憶力がいまひとつ良くない私なのですが、語呂合わせもありしっかりと記憶に残りました(今後いつ聞かれても答えられる程度にしっかりと)。

この新しい井戸はオールステンレス管で、衛生面に配慮がうかがえます(ちなみに古い井戸などは鉄管。時代を感じさせますね)。

さて、次に敷地内の植物の案内をしていただきました。

まずはフジザクラ。何でも富士山近辺やその山麓などに自生している桜だそうで、かなり小さめの桜の木です(私の背丈の1.5倍くらいでしょうか)。
マメザクラとも言うそうで、後で調べたところによると、寒さに非常に強い種類だそうです。

河口湖は冬になるととても寒い場所で、-10度以下の日もありますし、古い家はエアコンのない家も多いくらい。工場周辺などは特に標高が高いためお盆辺りから紅葉が始まる程で、自然環境の豊かさが窺えます。

工場敷地内の木々は大分紅葉しているものも見られて、森の中にも黄色い葉がちらほらとありました。
そんな寒さもあり、工場見学は12月の半ばが最終日となっているそうです。昨冬は雪が60センチ程降ったりもしたそうで、確かにそれでは県外から来るのは難しいですね。

そして、ここでちょっと工場の外観について。景観のために周囲に合わせた色をしているのですが、それ以外に大きな特徴がもうひとつありまして。

そう、斜面にめり込むように建っているのですね。2階建てになっていて、斜面の上の方にある2階部分が玄関になっています。

この傾斜は何故あるのかというと……ここは既に富士山の裾野部分で、その傾斜だそうです。
まったく気付いていなかったのですが、そう、ここは富士山の一部。工場の裏手に回ってじっくり眺めると、一見緩いように見えていた傾斜も、実際はかなり角度がきついです。

改めて『富士山の裾野に工場がある』ということを意識しましたし、『自分が既に富士山の裾野に立っている』ということが新鮮でした。

そのまま工場の裏手に回ると、搬入口と第二工場建築予定の土地が見えます。
この搬入口(オレンジの部分です)は二枚のシャッターに空気を使ったエアカーテンを加えた三重の仕掛けとなっています。

二枚のシャッターが同時に開くことは絶対なく、更にシャッターが開く2秒前にエアカーテンが稼動、シャッターが完全に閉まってからエアカーテンも止まる、という仕組み。

シャッターのオレンジ色も虫が嫌う色で、中の電灯もLEDとなっているため、大変気を配っている様子が窺えます。

そこから更に、工場裏手の土地へ。第二工場予定地なのでその部分は野原になっていたのですが、すぐ隣には森が広がっていて、アカマツやその他の植物がたくさん見えました。

このアカマツなのですが、下の方に枝葉が少ないのは日当たりの関係。密集して育つと、下の方に日光が届かなくて自然とこうなってしまうのだとか。当然下に落ちた種も育たないので、今度は日光が届かなくても育ちやすい別の樹木が中心に育ち、何百年・何千年もの長い年月が経つと森の姿はゆっくりと変わっていく――というサイクルを繰り返すそうです。

自然ってよくできている……と関心しつつ第二工場予定地の中程まで案内され、工場の方を振り返ると、雲の向こう、工場の背後に富士山の裾野が見えていました!

工場の真上、ちょっと森がくぼんだ辺りに富士山の裾野が見える

あいにくの天気でしたが、たまたま雲が少しだけ切れてくれたので富士山の姿を拝むことができました。

ちなみに見学をさせていただいた日は富士山の初冠雪があったそうで(前日まで山頂に雪はなかったのだとか)、そういう意味でも運が良かったようです。

その後も少しの間、野原や森の案内をしていただきました。
案内してくれていたもうひとりの方が地面を熱心に見ていらっしゃったのですが、モグラの穴を探していたそうです(今回はなかったそうですが……残念!)。

代わりに、『森のエビフライ』やシカの足跡(黄色い丸で囲った部分です)を発見することができました!

『森のエビフライ』というのは、リスが食べたマツボックリの残りの部分のこと。種を食べた後、こんなエビフライそっくりの形のマツボックリが残されるのだとか。

シカは、どうもお話を伺ったところ行動パターンが決まっていて、朝、工場の奥の森からやってきて道路を挟んだ森の中に行き――そしてまた工場の奥の森に帰っていくそう。

工場長「こっち(工場の奥)の方に寝床があるのでは?」

何ともロマンチックなお話です。

森に囲まれているだけあって、のんびり散歩をしたくなる、自然豊かで素敵な環境でした。
工場見学にいらっしゃったお子さんが、マツボックリなどを喜んで拾っていかれるそうですし、案内していただいた方のお話も、大変興味深かったです。

次は、いよいよ工場の中を拝見します。

最近流行りの富士山コーン!

玄関は工場の二階部分にある

遠目からでも感じていたのですが、流石に昨年(2012年)に建てられた工場というだけあって、新しくて綺麗でした。
清潔感があり、すっきりとモダンな印象です。

中に入らせていただくと、玄関で目を引くものがありました。

靴箱の上に、折り紙の作品が飾られている

ハロウィンが近いのでカボチャと、季節にちなみ、栗、マツタケ、あとこちらは本物のどんぐりです。
『折り紙つきの天然水』ということにちなんでスタッフの方が折って、工場見学にいらした方に配っているのだとか。

もうひとつは、額に入った手書きの文章。

内容はマーキュロップが経営理念のように大切にしている言葉のひとつで、しかも町長直筆。

日頃町長直筆の何か、を見ることは稀ですし、ましてや経営理念を直筆で書いていただいている、というのは珍しい気がしました。
ここでも地域と工場の、お互いを盛り立てて行こうという意識が感じられます。

ちなみに経営理念「クレド」の全体はこちら。社員の方が皆で考えたもので、上半分の部分が特に重要とされる考え方。

何でも全スタッフこれを暗記しているそうで、一部暗唱をお願いしてみたところ、本当に一字一句間違えずにすらすらと暗唱してくださいました(ご無理を言いました……)。
下半分は日々の行動の方向性を示すものだそうですよ。

玄関からは真っ直ぐ廊下が続いていて、左手はガラス張りになっています。ここから工場内部を見学することができます。右手は会議室のようで、まずこちらに案内されました。

ウェルカムカードと折紙。こちらの鶴は羽が動くタイプ。
工場敷地全体図。指をさしているのが現在居る工場。

森が見える会議室は、清潔で明るい雰囲気です。今まで見たことのある会議室は、高層ビルだったりそもそも窓がなかったりというところばかりでしたので、こういう森が見えていて、かつ広々と綺麗な会議室は初めてで、新鮮でした。

会議室と言えば、狭い、息苦しい、落ち着かないの三重のイメージがある場所だったのですが、こういうところで会議ができるというのは羨ましいです。

席に着いてから、お茶とお水をいただきました。
水はもちろん『富士山の天然水』。
お茶は、『富士山の天然水』とサーバーで一番美味しくなるように茶師の方に調合してもらったというこだわりのもの(サンキュロップというお客様専用サイトで販売しているものとのことです)。

『富士山の天然水』のお味は……とてもまろやかで、優しい味でした。
するっと喉を通り抜けて全く引っかかるところない、そんな味です。

お茶は、甘みが感じられてこちらも美味しかったです。
何でも京都や他の土地から取り寄せたお茶よりも、富士山麓の地元のお茶が一番この水に合ったのだとか。
通常お茶を淹れるにはウォーターサーバーのお湯は温度が高すぎるのですが(85度〜90度)、こちらもウォーターサーバーからそのまま美味しいお茶を淹れられように工夫して作られたものだそうです。

その後は、お茶とお水を飲みながら色々と興味深いお話を聞かせていただきました。

上の写真は、こちらの工場のある場所を示したもの。赤丸の位置なのですが、町と比べて大分高いところに工場があるのがわかります(富士山の採水工場でもっとも高い標高1030メートルだそうです!)。

次に、井戸の岩盤を掘削した際の標本。左から、10メートル、80メートル、150メートル、223メートルで採取されたものです。
左が一番荒く、次の80メートル付近が一番さらさらしています。この80メートル付近が一番硬い岩盤。
『硬ければ荒い標本になるのでは?』という素人考えが浮かんだのですが、それについては逆に硬い方が細かい標本になるとのことでした。
簡単に砕けないので、特に固かった部分は1日40センチ程度しか掘り進めず、却ってさらさらになってしまうそうです。

そのような岩盤を実に6層も抜いて採取しているということでした。
水が岩盤を通り抜けるのに、おおよそ一層20年かかるので、今汲み上げている水は100年以上前のものになります。
そうやって長い時間をかけて水が岩盤を通り抜ける間に自然のミネラル分が溶け込み、こんなまろやかな天然水になるのだそうです。

そこまでうかがったところで、昨今気になる放射能について尋ねてみました。

すると、まず土地として放射能の影響が及びにくいということ(海、川が近くにない。距離もあり、地下水なので硬い岩盤の下にあり、水脈も繋がっておらず、天候の影響も及びにくい)。
そして独自検査の他に月2回、外部機関に検査を依頼し、その結果をホームページに載せていることを教えていただきました。

そういったところにきちんと気を配っている、とても丁寧な体制を取っている印象を受けました。

その後は紹介DVDを観ることに。

うかがった日はあいにくの天気でしたが、晴れている日はこんな風に工場の背後に富士山が見えるようです。ちなみに去年の7月頃に撮った映像ということで、夏の富士山ですね。
こうして見ると、本当に森の中、富士山の裾野に建っている工場なのだなあということが実感できます。

DVDを見た後は、ダブル受賞したというモンドセレクションiTQi(International Taste & Quality Institute:国際味覚審査機構)のメダルを見せていただきました。

モンドセレクションは結構名前を聞くのですが、iTQiというのは初めて聞きました。
何でも、『味覚のみ』で審査される賞ということで、『水の味』でその賞を獲得するというのは並大抵ではないだろうということだけは想像できます(水は味がしないので審査が難しい)。

ところで、マーキュロップではこうして見られますが、実はメダルを貰っている会社の社員でも、実物を見る機会は少ないんだそうです。
通常は社長室などに飾られているので、『現物を生で見る』という機会は意外とないんだとか。

私も恐らくこの先現物を見る機会はなさそうですので、しっかりと目に焼きつけました。
間近で見ると、思った以上に高級感があります。

では、次はいよいよ工場の中の見学です!

工場の内部を見学

工場内部は通路にガラス窓があり、そこから見ることができます。

さて、工場での工程は以下の通りです。

■製造工程
1.採水
2.加熱殺菌
3.ボトリング
4.賞味期限印字・フィルム装着
5.検品

■返却ボトルの検査洗浄
1.ケース洗浄
2.目視臭気検査
3.機械洗浄・共洗い

加熱殺菌は、そのまま飲める程綺麗な水ではあるのですが、安全性を高めるために行っているとのこと。

ちなみに瞬間的に行う加熱殺菌では、非加熱と比較しても味に差はないということで、そのままでも安全基準をクリアできる程の水を更に加熱して安全に――と、管理体制に万全を期しているようです。

更に検品が済んだものは検査の結果が出るまで2日間工場に置いてから出荷――という念入りな管理体制が敷かれています。

『富士山の天然水』はリターナブルボトル。そのプラスチックも非常に丈夫で、かつ天然水のボトルとして使用後も、原料としてリサイクルがしやすい材質のものを使用しています(エコマーク製品)。

洗浄殺菌工程は14工程ある上、もし返却時内部に何か入っていた場合――安全のために、そのボトルは処分するそうです。
平均は数十回程度使用されるそうなので、一本のボトルが廃棄されるまでに、何百リットルもの水を各家庭に届ける勘定となります。

家庭、というところでひとつ意外だったのですが、『富士山の天然水』の利用者は会社や病院などの公共施設より、各家庭でのシェアが大きいのだそうです。
というのも、企業や公共施設ですとどうしてもコストが優先となってしまうためRO水などの水道水から作られた加工水で十分とされ、おいしさと品質重視の天然水はわずかな価格差ですがあまり選択されないようです。

代わりに各家庭でのシェアが大きいようなのですが(中には販売開始当初の10年程前から継続している方も)、そうなるとコストと味のバランスにシビアな各家庭で利用され続けている――ということは結構すごいことなのではないかなと思うのです。

では、補足は一旦ここまでにして、早速中の紹介をしたいと思います!

まず一番に目を引くのがこちらのクレーンのような機械。こちらでボトルの仕分けをしているのですが、子供さんはじーっと見ているそうです。
4本ずつ仕分けをしているそうなのですが、ボトルの重さを除いても12リットル×4本で48キロ……人間がやるとするなら、腰を痛めてしまいそうな重さです。

くるくる動き回って、いかにも「工場!」という雰囲気で面白いです。

その奥にあるのが、ボトリングの完了した製品のラッピング工程です。

こちら、写真にはちょっと映せなかったのですが透明な細いフィルムが脇の機械から出ていまして、製品を載せた台座がくるくる回って巻きつけられていく――という仕組み。

更にその奥は外と繋がるシャッター。外で見た、オレンジ色のあの搬入口部分です。

こちらで返却されたボトルのキャップを取り外します。

ものすごい音がしていたのですが、そのキャップの構造は非常に単純ながら、人間の手で外すのは難しい方法でした。
その方法とは、ものすごい力できっちりとキャップを押し込むというもの。もちろん外すのにも非常に強い力が必要です。
非常に単純ですが、この方法だともしも利用者が外そうとしても外れないので安心だそうです。

ちなみにキャップは一回使いきりでリサイクル業者へ。

こちらは充填前のボトルの検品作業。
機械で圧力をかけたり、臭いを嗅いだり、目視で確認したりと2人体制で行っています。

こちらは充填前の洗浄作業。
洗浄には色々な工程がありますが、高圧の温水洗浄の他、洗浄液や、殺菌脱臭のためのオゾン水……などを用いて洗浄、最後に共洗い(製品の『富士山の天然水』で洗うこと)をします。

その奥のキリンっぽい細めの設備は、クリーンルーム内にキャップを送るところです。
『キリン』というと工場見学に来た人は「ああ、あれね!」と納得するそう。

ここはクリーンルームへの入り口です。
外のシャッターと同じく、常時エアカーテンで仕切られているうえに、気圧の差で風が内側から外側に吹いているため、ゴミや埃が入らないようになっています。エアカーテンが上から吹くのではなく、横から吹くように機械が取り付けられているのも、ボトルの中をより衛生的に保つための工夫です。

こちらはクリーンルーム内。下の写真は、キャップが送られてくるところ。その下に見える奥のラインで『富士山の天然水』が充填されています。

ここで洗浄、充填作業、キャップ付けが行われているのですが、この中はクラス1000という無菌に近い清浄度が保たれています。

相当綺麗にしている家庭でもクラス1,000,000ということなので、綺麗な家庭の千倍綺麗な空間……ちょっと身近に想像するのは無理な域です。
人が立ち入る時間も制限しているそうで、極力人が入らないようにしているそうです。

こちらは賞味期限・シリアルナンバーの印字とシュリンクフィルムの装着。

キャップが付けられた『富士山の天然水』は、クリーンルームを出てから、キャップ部分に賞味期限とシリアルナンバーが印字されます。そしてボトルの口、つまりキャップ部分を保護するフィルムが装着されます。このフィルムは、付けていない会社もあるそうなのですが、より衛生的に『富士山の天然水』を提供したいために、付けることを選択しているそうです。

こちらは2人体制での最終検品作業です。

水量不足やフィルム装着に不備がないかの検品と、ボトル内の天然水に異常がないかライトに照らしての検品です。

またクレーンのような機械で、4本セットで『富士山の天然水』が持ち上げられ、洗浄後の青いケースにセットされ、60本が自動で積み上げられます。

という訳で、以上、工場施設の紹介でした!

どの機械も動いている様子が面白くて、見学にきたお子さんがじーっと見ている、というのも頷ける話でした。

以前工場見学クルーズというものに行ったことがあるのですが、機能性の塊のような作業機械は意外にも見ていて楽しいものです。

普段見られるところではありませんし、廊下のガラス窓から上下違う角度で見られたりと、工場見学に対して積極的な雰囲気ですので、興味があれば是非見てみることをオススメします。

では、次は工場見学全体の感想です。

工場の内部を見学

休憩スペース。窓の外には森が広がっている

お土産は、地域で有名な金多留満(きんだるま)のお月見羊羹、同じく地元の桃と葡萄のせっけん、MARKS&WEBのラベンダーのバスソルト、『富士山の天然水』、折り紙、ウェルカムカード。

早速家に帰って羊羹を切ってみると、「月が昇っている羊羹は今の時期だけ!」と力説された通りまんまるのお月様と富士山。
味は季節限定の栗入りで、温かいお茶と一緒に美味しくいただきました。

ごちそうさまでした!

以上、マーキュロップ『富士山の天然水』富士河口湖工場見学、いかがでしたでしょうか?

案内していただいたのは、工場長とマーキュロップの公式ブログを書いている方でしたが、質問をすると明快な返答をいただけるので、しっかりと納得することができました。

また、改めて自然の素晴らしさは折り紙つき!
その自然についても、スタッフの方たちが楽しそうにお話をしてくださったのが印象的でした(マーキュロップの公式ブログを見ていても伝わります)。

もうひとつ、工場内部を見学させていただいて思ったのですが、どことなく温かみのある雰囲気でした。

森のエビフライ
誰かが拾ってきた蝉の抜け殻
工場にやってきたシカの写真
ハーブ館でのクラフト体験の品

こういったものがさりげなく飾ってあったり、お土産に折り紙や地元の有名なものをいただいたり、お土産の羊羹の美味しさを力説してくださったり、オススメの観光地や温泉を尋ねるたら真面目に考えている様子だったり……『楽しんでもらおう』という気持ちがあちらこちらに感じられました。

とても楽しい時間を過ごすことができました。
案内していただいて、ありがとうございました。

おまけ:

オススメされたハーブ館前の駐車場で、見事な富士山。
同じくオススメのオルゴールの森。童話の世界のよう。

マーキュロップを実際に体験してみたレポート:マーキュロップの口コミ体験談

<体験レポート>
柊クイチ
東京在住フリーライター。ウォーターサーバーに興味はあるものの、自宅に設置できないため病院などの待合室でじっくり眺めていることがある。東京に出てきて初めにショックを受けたのは、水道水の不味さであったらしい。仕事履歴として、『ドロイドバンク』のアプリコラム、『社長 島耕作の地球経済学 クラウド&ソーシャルビジネス基礎編 (KCデラックス)』のアプリ紹介コラム他。
ブログ:たそがれノート(http://kuichi.hatenablog.com