軟水とは?

そもそも、硬水とは?

water drop medley
water drop medley / theilr

ミネラルウォーターには、大きく分けて硬水と軟水があるということを、硬水のページでお話させていただきました。
その際、日本主流となっている以下の硬度での分類を紹介しました。

硬度0〜50……超軟水
硬度51〜100……軟水
硬度101〜300……中硬水
硬度301〜1000……硬水
硬度1001以上……超硬水

今回は、硬度100以下の水、軟水についてです。

軟水の効果

A glass of running water
A glass of running water / elitatt

軟水の特徴は、なんと言っても飲みやすいこと。まろやかで、ごくごく飲みたい時にはこちらの方がすっと喉を通る感じがします。

ミネラル分豊富な硬水と比べると、飲料水という点では軟水には特に『効果』と呼べるほどのものはありません。
ただ、健康上飲むのに注意が必要な人がいる硬水に比べ、『誰が飲んでも大丈夫』という大きなメリットがあります。

赤ちゃんから大人まで、誰が飲んでも問題がないので、積極的に水分補給に活用していきたいところ。

また、飲むのとは違いますが、軟水は肌にとても優しい水です。
肌が弱い人や、特にアトピー性皮膚炎の人にとっては、生活用水が軟水になると、それだけで症状が緩和されることもある程です。
引っ越したら肌の調子がイマイチ……という方はもしかしたら以前住んでいた場所より生活用水の硬度が高くなったからかも知れません。

日本はほとんどが軟水という国ですが、一部水の硬度が高い地域もあります。

軟水だと石鹸の泡立ちも良いですし、石鹸カスも出にくくなるという効果も。

気になる方は、お住まいの地域の水の硬度を確認してみるといいかも知れません。

軟水を生活に取り入れてみよう

body of water
body of water / mikecpeck

だしを引く料理を作る時には、ぜひ軟水をおすすめします。だしがよく出ますし、雑味のないだしを引くことができます。

同様にお茶を淹れる際も、軟水を使うと風味がよく出ます。普段飲んでいるお茶を軟水で淹れてみると、ぐんと美味しくなる可能性があります。

赤ちゃんの粉ミルクを溶く際に使うと、よく溶けますし、硬水のようにミネラル過多といった問題もありません。

また、肌荒れで悩んでいる方は、洗顔だけでも軟水で行うようにすると、かなり違いが出ます。

肌に優しく、また誰にでも飲める軟水を、生活の中で活用してみてください。

文:柊クイチ