水の音
水の近くに居ると心地よいです。
空気も綺麗な感じがしますし、音も耳に気持ちいい。
例えば勢いよく流れる落ちる滝、さらさらと流れる川、波の音、水の中に潜ればまた不思議な音が聞こえます。
水の音を聞いて落ち着くのは『母親の胎内にいた時の音に似ているから』だとか、『生き物はみんな海から生まれてきているからだ』というロマンチックな答えまで色々と言われていますね。
その他1/fゆらぎなどの言葉を聴いたことのある方も多いのでは?
そういった水の音の他、森の中の音や、花火の音、レストランのがやがや……といったものはいわゆる環境音楽と呼ばれています。
ヒーリング効果が高いとのことで、CDも売られていますし、インターネットで音源を捜してもとてもたくさん見つかるかと思います。
ですが、やはりその場に行くのが何より。
遠出した際は、水のそばでぼんやりしているのが好きです。
子どもの頃は海や川は遊ぶもので、最低でも水に手足を浸して遊ばなくてはつまらないと思っていました。
昔よく連れて行ってもらっていた川があり、裸足になって川べりに貼り付き、小さな生け簀を作ったり魚を見つけたりと何時間でも遊んでいたものでした。
その当時は『大人はベンチでぼんやりしていてつまらなくないのかな』と思っていたのですが、こうして今大人になってみると、それはそれでいいものです。
そもそも都会に住む人にとっては、自然の中でぼんやりすること自体、意識して作らなければそういった時間もなかなか取れません。
ですが、大人もやはり少しは水に触りたくはなるようで、水に手を浸して「冷たいねー」などと言い合ったりする人々をよく見かけます。
しかし、環境によってはなかなか水辺でぼんやりという訳にもいかず、環境音CDが世の中にたくさんあるのもうなずけます。
リラクゼーションを売りにしているお店(マッサージ、アロマテラピー、エステなど)で環境音CDを流していることも増えました。
確かにそれだけでリラックスできる音ですから、確かにそういったお店と相性も良いはずです。
頻繁に旅行に行けなくても、疲れた日にはゆっくり水の音を聞きながら目を閉じてぼんやりするのもいいものです。
それにCDが無くても、お風呂にゆっくりつかるという手も(お風呂につかりながらCDを聞くという人もいますし)。
いずれにせよ、工夫次第で『水の音』はとても身近なものになります。意外と種類もたくさんあるので、CDやインターネットで検索してみるのをオススメします。