ウォーターサーバーの仕組み

Staff Lounge Fixins
Staff Lounge Fixins / Orin Zebest

ウォーターサーバーは各家庭に

少し前まではウォーターサーバーというと、病院や企業に設置されている物というイメージでしたが、現在では家庭用の小型のものも登場し、利用者が続々と増えています。

安全でおいしい水が求められる今、水道水をそのまま飲んでいる方はそう多くありません。
浄水器を取り付けたり、ミネラルウォーターを箱買いしているなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ウォーターサーバーも、それと同じことなのです。

同じであるのに、浄水器や市販の水ではなく、何故ウォーターサーバーを利用するのでしょうか。
それは、ウォーターサーバーの仕組みが、それらに伴うデメリットを補ってくれるからなのです。

ウォーターサーバーは、水の入っているボトルと、それを設置するための台(サーバー)に分かれます。
水の入ったボトルをサーバーにセットすると、ボトル内の水がサーバーの中にあるタンクに溜められます。

Water cooler
Water cooler / Jason Pratt

冷たくておいしい水がいつでも飲める

実はこのタンクがウォーターサーバーの最大のポイントとなっているんです。
冷水と温水の2種類のタンクがあるのですが、冷水のタンクではひんやり冷たい水、温水のタンクでは熱々のお湯といったように、それぞれのタンク内で水が適温に保たれるようになっています。

そして温水、冷水それぞれのレバーを押せば、タンク内で冷やされたり温められた水が出てくるのです。

タンク内の水を使えば、その分ボトルからタンクに水が補充されますから、ウォーターサーバーではいつでも常に冷たい水と熱いお湯が用意されているんです。

浄水器でろ過した水は綺麗になってはいても、その温度は水道水のままですから、冷たくて美味しい水が飲みたくても、水道水では体に染み込むようなひんやり感はありませんよね。
市販の水も、冷蔵庫で保管しなくては冷たくはなりません。

喉が渇いたと思って冷蔵庫を開けたら、冷えた飲み物が何もなかった。
あらかじめ水を冷やしておくのを忘れてしまった。

そんな経験はありませんか。
ウォーターサーバーは、事前に冷蔵庫で冷やしておく必要がないので、冷やし忘れの心配はありません。
飲みたいと思った時にいつでもレバーを押すだけで、氷で冷やしたような冷たい水が飲めるのです。

Cool water
Cool water / mawel

お湯も勝手に沸かしておいてくれる

さらに、熱いお湯がすぐに出てくるのはウォーターサーバーだけです。
冷たい水ばかりに目が行きがちですが、このお湯が意外と便利なんです。

お茶を一杯だけ飲みたい、食事をカップ麺でさくっと済ませたい。
そんな時、いちいちお湯を沸かすのって面倒だったり、時間がもったいないと感じることもありますよね。

ウォーターサーバーなら、既にタンク内でお湯が準備されていますから、レバーを押すだけで必要な分のお湯がすぐに手に入ります。
もちろん、温水レバーにはチャイルドロックがかかっていますから、小さなお子様がいても安心して利用できますよ。

そして、これはサーバーの種類によって異なるのですが、タンク内には常に一定量の水が保たれており、ボトル内の水が無くなると自動でお湯の供給をストップします。
ですから、ウォーターサーバーを使っていれば、電気ポットでやりがちな空炊きの失敗がなくなります。

Kettle
Kettle / Joshua Rappeneker

自宅に配送してもらえる

ところで、水って結構重いんですよね。
スーパー等で水をまとめ買いしている方は常に感じていることでしょう。
購入した水を自宅まで苦労して運んだ、なんて経験もあると思います。

ウォーターサーバーなら、水は宅配業者が自宅まで持ってきてくれますから、もう毎回毎回、腕や腰を痛めて水を運ぶ必要もありませんよ。

Thanksgiving Supplies
Thanksgiving Supplies / phil_g