純水とは?
水の中には色々溶け込んでいるのをご存知でしょうか?
例えばミネラルウォーターに多く含まれるミネラルや、殺菌消毒のための塩素、目に見えない程の微粒子、ガスなど、目に見えないながらも普段触れる水にはたくさんの物質が溶け込んでいます。
水道水やミネラルウォーターを零してそのまま乾いた場所には白い跡が残りますが、それが目に見える証拠のひとつです。
それらの不純物を取り除いた純粋な水が、純水と呼ばれています。
この純水はあまり馴染みがないかも知れませんが、例えば乾かすと白い跡が残る――つまり水垢が残ると困る工場機械や、安定した品質が求められる食料品や医療品、精密機器生産などに用いられています。
純水を日常に
上で挙げたような精密機器や医療品で使われるのは、純水の中でも更に超純水と呼ばれるもので飲用には適していません。
味としても、決して飲んで美味しいものではないです。
ちなみに、ピュアウォーターと呼ばれるものがありますが、これは超軟水をさすことが多いのです。
その基準に関しては硬度50mg/L以下とも20mg/Lとも言われています。
いずれにせよ、工場の生産に使われる純水とは、違うものと言えます。
(軟水とは?)
薬局で精製水というものが売っていますが、それも純水の一種です。
通常はコンタクトレンズなどの洗浄に使うので、ご存知の方も多いと思います。
こちらも飲用には適さないものの、美容に活用する方は多い様子です。
例えば洗顔後、精製水を含ませたコットンで顔を軽く拭き取ったり、仕上げに洗い流したり。
肌表面の塩素を拭き取ることができる可能性があります。
あくまで水なので特別な効果は期待できませんが、肌荒れに悩む方や水が合わないと感じる方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
水道水より不純物が含まれないので、手作り化粧水を作るのに使う方もいます。
飲むのには適さないですが、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?